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免疫抑制
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免疫抑制(めんえきよくせい、Immunosuppression)とは、免疫系の活性化能力や有効性の低下を意味する語である。免疫系の一部は、免疫系の他の部分に対して免疫抑制作用を有しており、また、他の疾患の治療に関する副作用として免疫抑制が起こることもある[1][2]。
一般に、意図的な免疫抑制は、臓器移植の際の身体の拒絶反応を抑止する為に実施される[3]。更に、骨髄移植後の移植片対宿主病の治療や、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群、クローン病などの自己免疫疾患の治療にも使用されている。一般的には薬剤を用いて行われるが、手術(脾臓摘出術)や血漿交換法、放射線を用いる場合もある。免疫抑制療法を受けている患者や他の理由(化学療法やHIV)で免疫系が弱っている患者は、免疫不全状態と呼ばれる[4]。