佐渡島の金山
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佐渡島(さど)の金山(さどのきんざん/英語:Sado Island Gold Mines)は、世界遺産(文化遺産)の登録を目指す日本の候補地の一つで、新潟県の佐渡島(佐渡市)に遺存するかつての金山を主体とした鉱山にまつわる産業遺産である。
2010年にユネスコ世界遺産センターの暫定リストに掲載され、正式推薦へ向け複数回にわたり文化庁へ推薦書原案を提出してきたが、文化審議会による国内選考で選ばれることがなく、2021年末にようやく2023年開催予定の世界遺産委員会での審査候補に選定され[1]、2022年2月1日に政府が推薦を実行した[2]。しかし、推薦書記載内容に不備があるとユネスコから指摘され、2023年に登録審査を受けることができなくなり(下記「推薦の不受理」の節参照)、改めて2024年の審査を目指すことになった(「再推薦」の節参照)[3]。
現時点での日本語名称は、文化庁や推薦書等の記述で「佐渡島」と書いて単に「さど」と読ませるため、括弧付きで「佐渡島(さど)」と振り仮名を併記することを正式な表記とするが、一部のメディアでは「さど」とルビ振り表示している事例もあり、本記事ではWikipedia:記事名の付け方により括弧送りをしていない。