二重結果の原理
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二重結果/効果(の)原理/原則(にじゅうけっか/こうか(の)げんり/げんそく)または二重結果/効果(理)論(にじゅうけっか/こうか(り)ろん、英語: principle of double effectまたはrule of double effect)とは、2つの結果、1つは善い結果でもう1つは悪い結果、が帰結するような行為を合法的に遂行することができるのはどのような時であるかを決定するために、道徳神学・キリスト教哲学において行為の許容性を評価する規則である[1]。この原理の既知の最初の例は、トマス・アクィナスが『神学大全』で言及した正当防衛にあたり他人を殺害することの扱いである[2]。