![cover image](https://wikiwandv2-19431.kxcdn.com/_next/image?url=https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0c/Cow_female_black_white.jpg/640px-Cow_female_black_white.jpg&w=640&q=50)
乳牛
ウィキペディア フリーな encyclopedia
乳牛(にゅうぎゅう)あるいは乳用牛(にゅうようぎゅう)は、家畜化された牛のうち、特に乳の出る量が多くなるように品種改良された牛のこと。日本ではホルスタインがよく知られている。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0c/Cow_female_black_white.jpg/640px-Cow_female_black_white.jpg)
「乳を出す種類の牛」が存在するわけではなく、乳牛が乳を出すのは、ほかの哺乳類同様出産後である。よって牛乳生産のために、計画的な人工授精と出産が人為的に繰り返される。
乳量の増加に特化した育種改変が行われてきた結果、1975年には一頭当たり4,464kgであった年間乳量は、2016年には8,526kgまでに増加した[1]。中には年間乳量20,000kgのスーパーカウ(ホルスタイン)も報告されている。このことは、生産性の向上とともに、後述する乳牛の職業病ともいえるさまざまな病気をもたらした[2]。泌乳量が上がるにつれ乳牛の体型も大型化しており[3]、1991年の牛と2021年の牛の平均体重には30kgの遺伝的差異がある[4]。