ヴァドソー

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ヴァドソーmap

ヴァドソーVadsø [ˈvɑdˈsøː] ( 音声ファイル), 北部サーミ語:Čáhcesuolu, フィンランド語:Vesisaari)は、ノルウェー王国フィンマルク県の都市。フィンマルク県庁およびトロムス・オ・フィンマルク県知事の所在地である[2]。面積1,258平方キロメートル[3]。人口5,807人(2024年[4])。

概要 ヴァドソー Čáhcesuolu gielda (北サーミ語)Vesisaaren komuuni (Kvensk), Vadsø kommune ...
ヴァドソー
Čáhcesuolu gielda  (北サーミ語)
Vesisaaren komuuni  (Kvensk)
都市
Vadsø kommune
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ヴァドソーの町の空撮写真 Thumb
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徽章
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ノルウェーにおける
フィンマルク県の位置
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フィンマルク県におけるヴァドソーの位置
座標: 北緯70度04分24秒 東経29度44分59秒
 ノルウェー
フィンマルク県
地区Øst-Finnmark
設立1 Jan 1838
市役所ヴァドソー
行政
  市長 (2015年現在)Hans-Jacob Bønå (H)
面積
  1,258.06 km2
  陸地1,258.06 km2
  水面24.6 km2
人口(2024)
  5,807人
  密度4.6人/km2
族称Vadsøværing[1]
等時帯中央ヨーロッパ時間UTC+01:00
  夏時間(DST中央ヨーロッパ夏時間UTC+02:00
ISO 3166コードNO-5607
公用語ブークモール
ウェブサイトvadso.kommune.no
Statistics Norwayのデータ
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地理

ヴァドソーはヴァランゲル半島英語版南岸にあり、カバノキ属の樹木の森が周囲に広がっている。

歴史

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教会を含むヴァドソーの町並み。2004年2月

1500年代に漁村ができ、ヴァドソヤ島にある教会ができた。のちに住民がヴァドソヤ島から本土へ移り住んだ。町となったのは1833年で、まもなくフィンランドスウェーデン北部から飢餓に苦しむ移民が集まった。フィンランド語が瞬く間に第一言語となり、この状態が10年続いた。現在でもフィンランド語は家庭内で話されている。ナチス・ドイツに占領された第二次世界大戦中、ヴァドソーは幾度もソヴィエト軍の空襲を受けた。しかし、フィンマルク県の他の場所と違い、19世紀からの木造建築が被害を受けずに今も残っている。ノルウェー人の建てたエスベンセン邸、フィンランド人の建てたトゥオマイネン邸などである。ヴァドソヤ島は1926年、探検家ウンベルト・ノビレロアール・アムンセン飛行船ノルゲ号北極点探険へ向かった出発地である。ノビレは飛行船イタリア号で1928年に再度訪れている。

交通

ヴァドソー空港英語版がある。

名前の由来

ノース語のVatnsøyに由来する。vatnは水、øyは島を意味する。『飲料水のある島』という意味である。

紋章

1976年より使用している。トナカイの頭部を表す。

野鳥

ヴァランゲル・フィヨルドの岸に位置することから、ヴァドソーは貴重な野鳥観察で知られる。

姉妹都市

脚注

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