ワイズ郡 (バージニア州)
バージニア州の郡 ウィキペディアから
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ワイズ郡(ワイズぐん、英: Wise County)は、アメリカ合衆国バージニア州の南西部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は41,452人であり、2000年の40,123人から3.3%増加した[1]。州内で大都市圏に入っていない郡としては、人口最大である。郡庁所在地はワイズ町(人口3,286人[2])であり、同郡で人口最大の町はビッグストーンギャップ町(人口5,614人[3])である。
ワイズ郡は1856年にリー郡、スコット郡、ラッセル郡のそれぞれ一部を合わせて設立された。郡名は当時バージニア州知事を務めていたヘンリー・アレクサンダー・ワイズに因んで名付けられた。
1671年から1685年、チェロキー族インディアンが、ワイズ郡となった土地を含む地域をフアレイ族から奪った。そこは後にイロコイ連邦のシックスネーションやショーニー族との争いになった。1786年夏の2日間、クリンチ川の水源で、チェロキー族の狩猟部隊がショーニー族の1隊と戦い、チェロキー族が勝ったが、双方に大きな損失が出た。
ワイズ郡となった地域に到達した最初の白人開拓者は、トマス・ウォーカーとクリストファー・ギストとだったと言われており、どちらも1750年のことだった。1774年からクリンチ川沿いに幾つかの砦が建設されたが、1794年にチカマウガ・チェロキー族指導者ボブ・ベンジが開拓者に殺されて初めて、ワイズ郡地域は狩猟のだめだけでも白人開拓者が入って安全と考えられるようになった。初期開拓者の中には、1792年頃に入植したウィリアム・ウェルズがいた[4]。
州の最大警備刑務所が郡内にある。レッドオニオン州立刑務所は1998年に開設され、ウォレンズリッジ州立刑務所は1999年に開設された。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は405平方マイル (1,050 km2)であり、このうち陸地404平方マイル (1,046 km2)、水域は1平方マイル (3 km2)で水域率は0.29%である[5]。ワイズ郡はアパラチア山脈の中にあり、ハイノブなど多くの山岳やパウェル・バレーがある。
基礎データ
人種別人口構成
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年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
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収入収入と家計 |
ワイズ郡公共教育学区が郡内17の学校を運営しており、入学児童生徒数は7,000人以上である[6]。ワイズ郡教育委員会はこの数年間で高校の統合を検討し、2011年に小さい方から3つの高校を閉鎖し、それぞれ大きな高校3校に統合させた。
ワイズ郡クリスチャン学校
郡内で以下の新聞が発行されている。
ラジオ局はFM5局、AM2局から放送している。
郡内にジェファーソン国立の森の大きな部分が入っており、クリンチ川が郡内を流れている。これら2つが、アパラチア山脈の中にあることと組み合わされ、アウトドア・レクリエーションの多くの機会を提供している。
アパラチアン・トレイルを繋ぐ多くの歩道があることに加え、ビッグストーンギャップのマイナーズ公園やアパラチア山脈のルイス・E・ヘネガー・マイナーズ記念公園など多くの公園がある。
特徴あるものの中でも、アパラチア山脈に残っていた火の見櫓の最後のものがあったが、2007年10月31日に放火によって破壊された[8]。他にアパラチア湿地のウェットランド・エストノアやクリンチ川流域がある。
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