レートピシ(ロシア語: летопись、ウクライナ語: літопис、ベラルーシ語: летапіс)とは、中世ルーシの文学ジャンルを指す言葉である。レートピシは各都市、国(ルーシの諸公国)、地方の歴史的出来事を年代順に記載したものであり[1] 、日本語文献においては年代記と訳される。レートピシという名称は、各年の出来事が、「в лето X …」 (X年に…)という言葉で書き始められるのが一般的であることに由来する(各年冒頭にロシア語: 「в году」という表記も用いられる。意味は同じ)。