レイジング・ザ・フラッグ・アット・グラウンド・ゼロ
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『レイジング・ザ・フラッグ・アット・グラウンド・ゼロ』(Raising the Flag at Ground Zero)は、2001年9月11日に、アメリカ同時多発テロにより倒壊したワールドトレードセンターの跡地(グラウンド・ゼロ)に星条旗を掲げるニューヨーク市消防局の3人の消防士の姿を撮影した写真である。ニュージャージー州バーゲン郡の新聞『ザ・レコード(英語版)』に所属するトーマス・E・フランクリンが撮影した。
この写真は、翌日のレコード紙の一面に掲載されたほか、AP通信を通じて世界中の新聞にも掲載された。レコード紙が使用したこの写真の名称は"Raising the Flag at Ground Zero"と"Firefighters Raising Flag"であり[1]、他に"Ground Zero Spirits"とも呼ばれる。1つ目の名称は、第二次世界大戦中の硫黄島の戦いでアメリカ兵が星条旗を掲げる様子を撮影した『硫黄島の星条旗』(Raising the Flag on Iwo Jima)を意識したものであり、構図や撮影した状況などから両者はしばしば比較される[2]。