リオ・グランデ (モニター)
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リオ・グランデ (Rio Grande) はパラグアイ戦争中に建造されたブラジル海軍のモニター。パラ級。
船体は木製[1]。満載排水量500トン、全長39m、垂線間長36.59m、幅8.54m、乾舷0.3m[2]。衝角を有する[1]。直動機関2基、ボイラー2基搭載、出力180図示馬力、2軸推進で速度は穏やかな水面で最大8ノット[3]。兵装はホイットワース70ポンド前装砲1門[4]。装甲は装甲帯が厚さ51mmから102mm、砲塔は前面152mm、側面102mm、後面76mm[4]。
リオ・デ・ジャネイロの海軍工廠で建造[4]。1866年12月8日起工[4]。1867年8月17日進水[4]。同年9月3日竣工[4]。
1868年2月13日、「リオ・グランデ」と「パラ」と「アラゴアス」はFort Curupaytyを通過し、Humaitá付近で艦隊主力と合流した[5]。その際、「リオ・グランデ」は2発被弾した[5]。
1868年2月19日、「バローゾ」、「バイア」、「タマンダーレ」、「リオ・グランデ」、「アラゴアス」、「パラ」はHumaitáの場所を突破[6]。この際、「リオ・グランデ」、「アラゴアス」、「パラ」はそれぞれ「バローゾ」、「バイア」。「タマンダーレ」に横付けされていた[7]。ブラジル部隊はHumaitáに次いでTimbóの砲台の場所も抜け、正午にTayíで停泊した[8]。この戦闘で3隻が脱落[5]。残る「バローゾ」、「バイア」、「リオ・グランデ」は2月20日にアスンシオン砲撃に向かった[9]。途中、Monte Lindoで倉庫を焼き払うため部隊を上陸させ、Tacambéでは攻撃してきた68ポンド砲2門を沈黙させた[9]。また、スクーナー「Angélica」を曳航するパラグアイ艦「Pirabebé」（「Piraveve」[10]とも）と遭遇するも、「Pirabebé」には逃げられた[9]。ブラジル側はスクーナーを沈めたと主張したが、実際はパラグアイ側が処分したもののようである[11]。アスンシオン砲撃は2月24日に行われた[5]。
1868年3月22日[12]、ないし23日[13]、「リオ・グランデ」と「バローゾ」はパラグアイの「Ygurey」（「Igurey」とも）を沈めた[14]。
1868年3月23日と24日、「リオ・グランデ」と「バイア」、「パラ」はHumaitáを砲撃した[15]。
1868年7月9日、「リオ・グランデ」と「バローゾ」は20ないし24艘のカヌーに乗ったパラグアイ兵の襲撃を受けた[16]。襲撃は撃退したが、「リオ・グランデ」では艦長Antonio Joaquimが戦死した[17]。
1868年10月15日、「ブラジル」、「シルヴァド」、「パラ」、「セアラ」とともにAngostura Fortを砲撃[18]。11月29日には「バイア」、「タマンダーレ」、「アラゴアス」とともにアスンシオンを砲撃した[19]。
「リオ・グランデ」は1907年2月に解体された[18]。
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