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香港のボディビルダー・俳優 ウィキペディアから
ヤン・スー(楊斯, Yang Sze, 1946年7月3日 - )は、香港のボディビルダー・俳優。別名はボロ・ヤン(Bolo Yeung )。
息子のジェフリー・ヤンもボディビルダー。2014年現在はアメリカ合衆国在住。
広東省出身。香港ボディビル・チャンピオンの実績を持ち、当地でボディビルの大会も主催していた。中国本土からの難民だったが、香港へは一人で海を泳いで来たという。映画『燃えよドラゴン』でボロ役を演じ、日本国外ではボロ・ヤンという通称でも知られている。
千葉真一主演の日本・香港・タイ王国3か国合作映画『激殺! 邪道拳』 (1977年) では、俳優と映画スタッフを兼務して原案を担当するなど、多才な一面を見せている。
映画『ダブル・インパクト』、『ブラッド・スポーツ』に出演。刑事ドラマ『Gメン'75』などから日本では悪役のイメージが強いが、近年では正義のヒーロー的な役どころが多くなっている。
日本からの出演オファーは、旧知の仲である倉田保昭の誘いによるもの。日本語が全く分からないため、日本での撮影中は通訳も兼ねていた倉田の後をついて歩いていた。香港でのロケはスエの手配によってスムーズに進み、Gメンのスタッフはスエの現地での実力を痛感したという。倉田とは『闘え!ドラゴン』に殺し屋として、香港のタイガーバーム・ガーデンで死闘を演じたのを皮切りに、『Gメン'75』の香港空手シリーズでは、倉田をはじめ、伊吹剛・宮内洋らGメンの宿敵として、スエは複数のエピソードで役名を変えながらゲスト出演。悪の組織(香港チャイニーズコネクション、香港コネクション、香港ギャング、他多数)の用心棒役といえばスエであった。Gメンの晩期エピソードである第319-320話「香港カラテ対北京原人」では金剛拳[1]という口から火を噴く荒業拳法を駆使した。宣伝を兼ねて、TBSの『クイズダービー』に倉田とコンビで賭ける側として出演した時、司会の大橋巨泉から「隣の人はどなたです?」と紹介を促された倉田が「彼は香港の殺し屋です」と役柄のまま紹介し、スエが苦笑いするという場面があった。
ブルース・リーのソックリさん映画など「B級」と呼ばれる低予算のアクション映画にも数多く出演。香港では『ウィンストン』タバコのCMに出演、「カンフー映画はブルース・リー、タバコはウィンストン!!」というセリフで知られていた。
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