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アメリカ合衆国ウェストバージニア州の都市 ウィキペディアから
モーガンタウン(Morgantown)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州北部の都市。モノンガリア郡の郡庁所在地である。人口は3万0347人(2020年)[1]。ピッツバーグの南90km、州都チャールストンの北東210kmに位置している。標高は293mである。ダウンタウンはモノンガヒラ川の東岸に広がっている。市域面積は26.2km²(うち陸地は25.4km²)である。座標は北緯39度38分1秒 西経79度57分2秒である。
モーガンタウンの歴史はフレンチ・インディアン戦争と独立戦争の両方で戦ったザックキル・モーガン大佐が、1772年にこの地に現在のフェイエット・ストリートとユニバーシティ・アベニューにあたる通りを敷設したことに始まった。独立戦争終結後の1783年、モーガンはウィリアム・ハモンド少佐に命じてこの地を測量させ、通りを敷いて区画に分けさせた。モーガンはそのうち、デッカーズ・クリークの合流点に近い約1.6km²の土地の所有権を獲得した。1785年10月、バージニア州議会は約202,000m²の土地をモーガンの町として承認した。1838年2月3日、バージニア州議会はモーガンタウンを正式な市として承認した。この当時のモーガンタウンの人口は700人であった。1863年にバージニア州から分離独立する形でウェストバージニア州が成立すると、モーガンタウンはウェストバージニア州の市となった。
モーガンタウンはウェストバージニア州を代表する州立総合大学、ウェストバージニア大学が本部キャンパスを置く大学町である。同学は1867年創立で、学部生約21,000人、大学院生約7,000人を抱える大規模大学である。同学はダウンタウンの北側にメインキャンパスを構えているほか、市北部にも広大なエバンズデール・キャンパスおよび保健学キャンパスを有している。エバンズデール・キャンパスには工学部・農学部の校舎や学生寮が置かれている。保健学キャンパスには医学部・歯学部・保健学部の校舎、大学病院、およびマウンテニアー・フィールドが立地している[2]。同学のスポーツチーム、マウンテニアーズはNCAAのディビジョンIに属するビッグ・イースト・カンファレンスに所属している。ダウンタウン、およびウェストバージニア大学の各キャンパスはモーガンタウンの新交通システム、モーガンタウン・パーソナル・ラピッド・トランジット (PRT) で結ばれている。
ダウンタウンの北東約5kmにはモーガンタウン市営空港が立地する。この空港はゼネラル・アビエーションと呼ばれる自家用機やチャーター機、ビジネスジェットの発着が主となっている空港であるが、定期旅客便も1便だけ、ワシントンD.C.のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港からの便が発着する。モーガンタウン市から車で約1時間半には便数の多いピッツバーグ国際空港がある。
モーガンタウンの南では州間高速道路79号線と68号線が合流/分岐する。I-79は北へピッツバーグやエリー方面へ、また南西へはチャールストン方面へと通じている。モーガンタウンを西の起点/終点とするI-68は東へカンバーランド方面へと通ずる。
市内の公共交通は1975年に営業運転を開始した全長13.2kmのPRTのほか、マウンテンライン交通局(Moutain Line Transit Authority)の運営する21系統の路線バス網でカバーされている。また、同交通局はピッツバーグ国際空港やクラークスバーグへもグレイラインと呼ばれる、I-79上を走る中距離高速バスの便を走らせている[3]。
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