モルプランク定数
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モルプランク定数(モルプランクていすう、記号 NAh、英: molar Planck constant)は、アボガドロ定数(記号 NA)とプランク定数(記号 h)の積[1]である。非常に正確な値が知られていた物理定数のひとつであり、20世紀後半から21世紀初めまで、NAh の不確かさは NA や h のそれよりも小さかった。そのため NA と h の間には、一方の値が決まれば他方の値も決まるという、反比例の関係があった[2]。
概要 モルプランク定数 molar Planck constant, 記号 ...
モルプランク定数 molar Planck constant | |
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記号 | NAh |
値 | 3.990312712...×10−10 J s mol−1 |
相対標準不確かさ | 定義値[1] |
語源 | モル当りのプランク定数 |
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モルとキログラムの定義が大きく変更された2019年のSI基本単位の再定義において、NA と h を定義定数として確定する際に用いられた。現在は定義定数であり、不確かさはない。