ムスリム・ブン・ウクバ
ウマイヤ朝時代初期の将軍 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ムスリム・ブン・ウクバ・アル=ムッリー(アラビア語: مُسْلِم بْنِ عُقْبَة الْمُرِّيّ, ラテン文字転写: Muslim b. ʿUqba al-Murrī, 622年以前 - 683年)は、ウマイヤ朝時代初期の将軍である。ウマイヤ朝の創設者のムアーウィヤに仕えていたムスリムはムアーウィヤの死後にその後継者となったヤズィード1世から自身の統治に従わないマディーナの人々に対する遠征軍の指揮官に任命された。この遠征においてムスリムはハッラの戦いで勝利を収めたが、この戦いに続いて起こった配下の軍隊によるマディーナの略奪は歴史的にウマイヤ朝が犯した重要な罪の一つと見なされている。その後、ムスリムはメッカに向かう道中で死去したが、歴史家のアンリ・ラメンス(英語版)は、中世のイスラームの史料におけるマディーナでのムスリムの行動に関する記述を誇張であるとして退け、ムスリムを大部分において公正な人物であり、清廉なイスラーム教徒であったと評している。
概要 ムスリム・ブン・ウクバ مُسْلِم بْنِ عُقْبَة, 生誕 ...
ムスリム・ブン・ウクバ مُسْلِم بْنِ عُقْبَة | |
---|---|
生誕 | 622年以前 |
死没 |
683年 ムシャッラル(ヒジャーズ) |
所属組織 |
ムアーウィヤ・ブン・アビー・スフヤーン(657年 - 661年) ウマイヤ朝(661年 - 683年) |
戦闘 |
スィッフィーンの戦い(657年) ハッラの戦い(683年) |
テンプレートを表示 |
閉じる