ミュージックソー
ウィキペディアから
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ミュージックソーは、体鳴楽器のひとつ。ミュージカル・ソー(英: Musical saw)、シンギング・ソー(英: Singing saw)とも呼ばれる[1]。ジャグ・バンドなどでの演奏にも使用される[2]。
西洋鋸によく似ているが、刃は付いていないか、付いていても目立てされていないので切断に用いることはできない。
以上がいわゆる一般的な奏法だが、世界各国の愛好家はそれぞれ、独自の演奏法を開発しており、「メソッドがないのがメソッド」である楽器ともいえる。
なお、切断用の鋸を用いて演奏することもできるが音域が狭く鉄板部分も固いので扱いが難しい。
様々な説があり、一概に断じることは出来ない。中国人演奏家李芳騰が1960年代にリリースしたレコードのライナーノーツに、その昔胡弓をたしなむ木こりが、ある日自分の鋸をその弓で弾いたところ面白い音が出た、とある。
日本には明治時代に伝来し、大正時代に一度流行した。第二次大戦中は廃れ、戦後復活した[4]。現代ではプロフェッショナル・アマチュアを問わず数多くの演奏家が、女性の歌声[3]や胡弓に似るとされる音[5]を愛好している。
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