マウレ川
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マウレ川(マウレがわ、Río Maule、マプチェ語ではrainy)は、チリの主要な河川のひとつ。全長約240km。流域面積約20,600 km²のうち1/3をアンデス山脈内に持つ。マウレ川は規模だけでなく、チリの歴史、農業などの経済、政治や文化などの側面においても重要な位置を占める。かつてインカ帝国はマウレ川を南の国境とし、マプチェ族と対峙していた。この川の流域にあたるマウレ州は著名な人物を多く輩出しており、またマウレ川はぶどう栽培(ビティカルチャー)とワイン製造の適地「マウレ渓谷」(Maule Valley)を形成し、チリワインの60%を生産している[1]。