ホルム
ロシアの町 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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ホルム(ロシア語: Холм、ラテン文字表記の例: Kholm)は、ロシア・ノヴゴロド州の南部にある町。人口は3,214人(2021年)[1]。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f2/Kholm_COA_%28Pskov_Governorate%29_%281781%29.png)
州都ノヴゴロドから南へ200km、トロペツから北へ77km、スターラヤ・ルーサからは南西へ93km。ロヴァチ川とクーニャ川の合流点に位置している。
ホルムは、1144年の文献に「ホルム・ポゴスト」(丘の墓地)の名で登場する。中世にはトヴェリのトヴェリ公国の分領ホルムスキー公の座所であったホルム・ポゴストは、リトアニア大公国をはじめポーランド王国、スウェーデンなど様々な国の軍隊の攻撃にあったが耐えてきた。1777年に郡(ウイェースト)の中心都市としてホルムに改名されている。
第二次世界大戦中の1942年、ホルムはレニングラード方面への兵站拠点としてドイツ軍に占領される。レニングラードでドイツ軍が敗北した後、侵攻してきたソ連軍によりホルムはおよそ3ヶ月間包囲下におかれた(ホルムの戦い)。その後、1944年2月21日までドイツ軍の占領下におかれていたが、1944年2月の赤軍の大攻勢(トロペツ=ホルム作戦)にてホルムのドイツ軍守備隊は降伏した。ホルムは戦いで完全に破壊され、現在の人口は戦前の3分の2にすぎない。