ホットスポット (生物多様性)
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この項目では、環境破壊が進んだ地域について説明しています。その他の用法については「ホットスポット」をご覧ください。 |
ホットスポット(英: hotspot)、もしくは生物多様性ホットスポットとは、地球規模での生物多様性が高いにもかかわらず、人類による破壊の危機に瀕している地域。生物地理学における地域分類。
生物多様性ホットスポットの概念が初めて提唱されたのは、生物多様性を専門とする学者のノーマン・マイヤーズ(Norman Myers)の著した『環境保護主義者とは』[1][2][3]後にマイヤーズや他の共著者によって編纂された『ホットスポット:地球上の生物的多様性と危機に晒された陸生態域』[1][4]内で、ホットスポットの概念が新たに定義しなおされている[5]。
2000年に定められたマイヤーズのホットスポットマップによると、生物多様性ホットスポットとは以下の二つの厳密な基準を満たさなければならない[6]。
世界中で現在36のエリアがこの条件を満たしている。これら地域だけで全世界の植物・鳥類・哺乳類・は虫類・両生類の60%が存在しており、絶滅が危惧されている種も多く存在している。なお、日本もその一つとして知られる。