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ベルトランのパラドックス (経済学)
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この項目では、経済学におけるベルトランのパラドックスについて説明しています。確率論におけるベルトランのパラドックスについては「ベルトランの逆説」をご覧ください。 |
ベルトランのパラドックス(英: Bertrand's paradox)は、同時手番で価格を選択する寡占モデル(あるいは複占モデル)において、均衡で企業が設定する価格が限界費用に等しいという結果のこと[1]。市場に少数の企業しか存在せず、企業が価格支配力を持ちそうな状況であるにもかかわらず、完全競争市場と同じ価格設定行動になることからパラドックスと呼ばれる。ジョゼフ・ベルトランに由来する。企業にとっては低価格を設定するという好ましくない状況であるので、ベルトランの罠(英: Bertrand's trap)とも呼ばれる[2]。