ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ(古ノルド語: Hervarar saga ok Heiðreks)とは、13世紀に成立した伝説のサガ(物語)である。他の何本かの古いサガから要素を取り出し、まとめたものではないかと考えられている。
このサガは、その文学的品質に加え、いくつかの理由によって価値の有るサガとみなされている。このサガには4世紀に起こったゴート族とフン族との間の戦争に関する伝承が含まれており、またサガの後半はスウェーデン中世史の資料として用いられている。
また、J・R・R・トールキンが中つ国の設定を構想する上で、このサガにインスピレーションを受けたといわれている。