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ブルーゼファー(BLUEZEPHYR)は、近海郵船が運航していたフェリー。釧路と東京を結ぶ航路に就航していた。
ブルーゼファー | |
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 |
日本(1990-1999) パナマ(2000-) |
所有者 |
近海郵船/日本郵船(1990-1999) 津川国際客貨航送有限公司(2000-) |
運用者 |
近海郵船(1990-1999) 津川国際客貨航送有限公司(2000-) |
建造所 | 神田造船所川尻工場 |
姉妹船 | サブリナ |
信号符字 | 3FWL9(天仁) |
IMO番号 | 8902357 |
MMSI番号 | 357911000(天仁) |
改名 |
ブルーゼファー(1990-1999) 天仁(2000-) |
経歴 | |
起工 | 1989年 |
進水 | 1990年 |
竣工 | 1990年7月12日 |
就航 | 1990年7月22日 |
運航終了 | 1999年11月14日[1] |
最後 | バングラデシュにて解体 |
要目 | |
総トン数 | 12,524トン |
全長 | 186.5m[2] |
垂線間長 | 171.0m |
型幅 | 24.8m |
型深さ | 17.3m |
喫水 | 6.9m |
機関方式 | ディーゼル |
推進器 | 2軸 |
出力 | 16,200PS×2 |
最大速力 | 25.4ノット |
航海速力 | 23.2ノット |
旅客定員 | 694名 |
車両搭載数 | トラック170台、乗用車140台 |
同航路に従来就航していたまりもに代わり、姉妹船のサブリナに続いて1990年に就航[3][2]、東京 - 釧路を約31時間で結んだ。船名は従来のフェリーのイメージを一新すべく「青い微風」の意味でギリシャ神話に登場するゼフュロスの英語名を入れ爽やかなそよ風を象徴するものとし[4]、アルファベットの最後となる「Z」を入れ「究極の」という意味を含んだものとした[5]。
後に、帯広商工会議所の要望により上り便のみ十勝港への寄港を開始したが、旅客、貨物の減少が続き、1998年の通年乗船率は20パーセント以下に落ち込んだため[1]、釧路港発着のRO-RO船による運航に切り替えられることになり、1999年11月13日釧路発の最終便に用いられ[6]、11月14日で運航を終了した[3]。
その後、中国の津川国際客貨航運へ売却され天仁となり、大韓民国の仁川港と中華人民共和国の天津港間を結ぶ国際航路に就航し、2020年にバングラデシュのチッタゴンに移送され解体された。
船体内外のデザインにデザイナーを起用し、旅客重視の豪華な船内設備でクルーズフェリーと称していた。先行して建造された1番船のサブリナは、1990年のグッドデザイン賞を受賞している[7]。サブリナの船内コンセプトは「光と海」、本船は「風と大地」であった。ファンネルマークは、従来の近海郵船のものと異なる2羽の丹頂鶴をイメージしたものとなっていた。
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