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ピメント(Pimiento)は、大きくて赤いハート形のトウガラシの種類である。長さ7-10cm、幅5-7cmの大きさである。
ピメントの果肉は甘くて水気が多く、他のトウガラシよりも香りが強い。Floral Gem やSanta Fe Grande等、辛味のある品種もある。生のまままたはピクルスにして食べる。全てのトウガラシのうち、スコヴィル値が最も低いものの1つである。
Pimientoという言葉は、元々スペイン語で、借用語として英語に取り入れられた。ポルトガル語のPimentoまたはPimentãoはピーマンを意味し、英語で意味するところとは異なる。ポルトガル及びアフリカやアジアのポルトガル語圏では、Pimentaという言葉はコショウまたはトウガラシを意味する(ピリピリまたはマラゲータペッパーとしても知られる)が、ブラジルではPimentaはトウガラシのみを意味し、Pimenta-do-reino(王国のトウガラシ)がコショウを表す。英語でいうところのピメントのことは、ブラジルでは、pimenta pitangaという。
甘いピメントは、スペイン料理でよく見られる緑色のオリーブの赤色の詰め物の中身に使われる。伝統的には、ピメントを手で小さくちぎり、バランスを考慮しながら手でオリーブの中に詰める。人気の料理でありながら、この製法は、非常にコストも時間もかかるものであった。産業化以降の時代では[1]、切りそろえられたピメントを油圧ポンプでオリーブの一端に打ち込んで作られるようになった。
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