ビゲロー・エアロスペース
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ビゲロー・エアロスペース(英語: Bigelow Aerospace)は、膨張式の宇宙ステーションモジュールを手がけるアメリカ合衆国の宇宙ベンチャー企業である。ネバダ州ノースラスベガスに本社を持つ。1999年にホテル王のロバート・ビゲロー(英語版)により設立された。
概要 種類, 本社所在地 ...
種類 | Private company |
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本社所在地 |
![]() ネバダ州 ノースラスベガス |
設立 | 1999年 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 商業宇宙ステーションの開発・運営 |
代表者 | ロバート・ビゲロー(英語版)(創業者 兼 社長) |
従業員数 | 不明(2020年に全従業員をレイオフ[1]) |
外部リンク | bigelowaerospace.com |
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膨張式の宇宙構造物は、打ち上げ時のロケットの直径にサイズが制限されることなく、また重量も軽減できる。軌道に上がり膨らんだモジュールは、宇宙飛行士に大きな空間を提供することができる。膨張式のモジュールはもともとアメリカ航空宇宙局 (NASA) の下でトランスハブ計画として提案・開発が行われていた。後に計画はキャンセルされたが、ビゲロー・エアロスペースはNASAと契約を結び、膨張式モジュールの重要な技術を商業化に向けて使用できるようになった。
宇宙ステーションの実験モジュールを打ち上げていたが、2020年時点では民間有人宇宙船の開発遅延もあり、本格的な有人モジュールの打ち上げには至っていなかった。2020年3月、ビゲロー・エアロスペースは新型コロナウイルス感染症の流行による事業制限もあり、従業員88名全員をレイオフした事を発表した[1]。以後2024年現在までに打ち上げなどの発表はなく、活動停止状態にある。