ネオマスカット
生食用葡萄品種 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ネオマスカットは、日本で開発された黄緑色のブドウである。甲州三尺とマスカット・オブ・アレキサンドリアを交配してつくられた。
岡山県上道郡浮田村(現在の岡山市東区草ケ部)の広田盛正によって開発され、1932年に命名された。粒の大きさは10グラム前後、マスカット・オブ・アレキサンドリアに似た風味と香りが特徴で、1950年ごろから山梨県を中心に栽培が広まった[1]。
温室栽培が必須のマスカット・オブ・アレキサンドリアと異なり、露地栽培できる。2010年での日本の生産面積は73.1ヘクタールであり、うち、山梨県36.0ヘクタール、岡山県16.0ヘクタール、新潟県9.0ヘクタールであった[2]。