ニヴフ語
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ニヴフ語(ニヴフご)又はギリヤーク語[4](時にNivkhic、自称: Нивхгу диф Nivxgu Dif [ɲivxɡu dif])は、外満洲、アムグン川(アムール川支流)流域、アムール川(黒竜江)下流域、樺太北部に住むニヴフ民族固有の、互いに理解できない2つか3つの言語からなる小さな語族で、しばしば孤立した言語とされる[5][6]。アムール語族 (Amuric)[7]という呼称もある。便宜上古アジア諸語に含まれる。ギリヤーク「Gilyak」とは、Tungusicの「Gileke」とManchu-Chineseの「Gilemi」(Gilyami)[要出典]から派生した、アムール川(黒竜江)地域の文化的に類似した人々を指すロシア語の表現であり、主に西洋文学でニヴフを指して使われた[8]。
概要 ニヴフ語 ギリヤーク語, 発音 ...
ニヴフ語 ギリヤーク語 | ||||
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нивх диф, нивх туғс | ||||
発音 |
IPA: [mer ɲivx dif/tuɣs] (アムール方言); [ɲiɣvŋ duf] (南東樺太方言) | |||
話される国 | 極東ロシア南東部、歴史的には日本[1][2] | |||
地域 | 樺太北部、アムール川下流域、アムール・リマン周辺。以前はシャンタル諸島でも | |||
民族 | ニヴフ6000人 | |||
話者数 | 200人(2010年国勢調査) | |||
言語系統 | ||||
初期形式 | ||||
方言 |
Nivkh (Nivx)
Nighvng (Niɣvŋ)
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表記体系 | キリル文字、ラテン文字 | |||
言語コード | ||||
ISO 639-3 |
niv | |||
Glottolog |
gily1242 [3] | |||
消滅危険度評価 | ||||
Severely endangered (Moseley 2010) | ||||
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過去一世紀の間、ニヴフの人口は安定しており、1897年には4549人、1989年には4673人だったが、ニヴフ語を母語とする人の割合は同時期に100%から23.3%に減少し、1989年には第一言語として話す人は1000人強しかいなくなり、2010年の人口調査では200人しか記録されていなかった。
国際連合教育科学文化機関によって、黒竜江流域方言は「極めて深刻」樺太方言は「重大な危険」と分類された危機に瀕する言語である。