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バラ科のバラ属に分類される植物 ウィキペディアから
ツクシイバラ(筑紫薔薇、Rosa multiflora var. adenochaeta)は、バラ科のバラ属に分類される植物。九州を意味するつくし(筑紫)とイバラを合わせた名前で、南九州独特のノイバラの意味である。
ツクシイバラ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Rosa multiflora Thunb. var. adenochaeta (Koidz.) Ohwi[1] |
母種のノイバラより全体にやや大きく、花は淡紅色または白色で、直径3-5cmと大きい。花序や花柄、萼に紅色の長い腺毛が密生するのが特徴で、特に花序は真っ赤になるほど密生する。
小葉は5-7枚、深緑色で粗い鋸歯があり、他のノイバラと異なり小葉に光沢がある。葉裏の毛は少なく、葉軸は無毛で腺毛が生える。
果実は直径5-8ミリ長さ8-10ミリ程で、花期は5-6月。
四国・九州、朝鮮半島南部、中国中西部などに分布する。野原や草原、道端などに生え、森林に出ることはあまり見ない。河川敷など攪乱の多い場所によく生え、刈り込まれてもよく萌芽する、雑草的な性格が強い。
バラ栽培の土台として適していたため、盗掘や河川環境の変化に伴い減少傾向にあった。そのため県では2004年に熊本県レッドデータブックに絶滅危惧種II類として登録し保全を図っている。
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