ダゴン (小説)
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この項目では、H・P・ラヴクラフトの短編怪奇小説について説明しています。フレッド・チャペルの長編怪奇小説については「暗黒神ダゴン(英語版)」を、その他の用法については「ダゴン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
『ダゴン』(英語: Dagon) は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトによる怪奇小説。1917年に執筆されたラヴクラフトの初期の作品のひとつで、同人誌『ザ・ヴェイグラント』1919年11月号で発表された後[1]、商業誌『ウィアード・テイルズ』1923年10月号に掲載され、ラヴクラフトの実質的なプロデビュー作となった[2][3]。
超自然的かつスケールの大きい怪異に遭遇した主人公(語り手)が恐怖にさいなまれるという内容で、後に『クトゥルフ神話』や『コズミック・ホラー』と呼ばれることとなるラヴクラフトの世界観を最初に創り出した先鋭的な作品としても評価されている[2]。