セレウキア
古代都市遺跡 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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セレウキア(ラテン語: Seleucia) またはセレウケイア(古代ギリシア語: Σελεύκεια/3世紀頃以降のコイネーギリシア語および中世ギリシア語、現代ギリシア語では「セレフキア」と発音する[1])は、現在のイラクに位置し、セレウコス1世が基礎を築いたチグリス河畔に位置するセレウコス朝の都市。 バビロンの北約60km、バグダードの南約35km、現在のAl-Madai'in地域に位置する。
セレウコス1世などにより建造され「セレウキア」の名をもった街は多数あるが、ここではセレウコス朝シリアの初期首都であった上記の場所(チグリスのセレウキア)について説明する。東ローマ帝国のテマが置かれた街は、小アジアの南岸にあるキリキアのセレウキアで、現在ではシリフケと名称が変わっている。新約聖書の使徒言行録13.4に登場するのはアンティオキアの外港にあたるピエリアのセレウキア(英語版)で、そのどちらとも別の場所である。