セルパ (チーズ)
ポルトガルのチーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
セルパ(ポルトガル語: Queijo Serpa[1][4])はポルトガルで生産される、羊乳を原料としたチーズ。名称は産地のひとつセルパに由来する。淡黄色の中身はやわらかく、小さくあけた穴からスプーンですくいパンに塗ったりして食す[2][5]。似たチーズのセーラ・ダ・エストレーラの製法が伝わったもので[2]、その伝播時期は出典不明ながら2、3世紀とも言われる[5]。
概要 セルパ Queijo Serpa, 原料 ...
セルパ Queijo Serpa[1] | |
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原料 | 羊乳[2][3] |
原産国 | ポルトガル |
原産地 | アレンテージョ地方 |
生産場所 | 酪農場 |
生産期間 | 秋冬 |
形状 | 円筒状 |
大きさ |
直径10 - 18cm 高さ3 - 6cm |
重量 | 200 - 1000g |
脂肪分 | 45 - 60% |
表皮 | 茶褐色でなめらかな表皮を布で巻いている |
熟成 | 30日以上 |
呼称統制 | PDO (1996[4]) |
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1996年にEUの原産地名称保護制度におけるPDO認定を受けている[4]。スローフード協会により“味の箱舟(英語版)”に選定されている[6]。原料には羊乳を使い、凝固剤としてチョウセンアザミのおしべを使う[2][6]。
わずかな酸味と羊乳の甘みが感じられ、ワインと相性がよいとされるが[5]、熟成が進むんだものは干物のような味わいとなる[2]。