Loading AI tools
ウィキペディアから
「スロウ・ダウン」(Slow Down)は、ラリー・ウィリアムズの楽曲である。1957年にレコーディングが行われ、1958年3月にスペシャルティ・レコードからシングル盤『ディジー・ミス・リジー』のB面曲として発売された。後にA面曲と共にビートルズによってカバーされた。
「スロウ・ダウン」 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラリー・ウィリアムズの楽曲 | ||||||||||
英語名 | Slow Down | |||||||||
リリース | 1958年3月 | |||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||
A面 | ディジー・ミス・リジー | |||||||||
録音 |
| |||||||||
ジャンル | ロックンロール | |||||||||
時間 | 2分40秒 | |||||||||
レーベル | スペシャルティ・レコード | |||||||||
作詞者 | ラリー・ウィリアムズ | |||||||||
作曲者 | ラリー・ウィリアムズ | |||||||||
|
「スロウ・ダウン」のレコーディングは、1957年9月11日にカリフォルニア州ハリウッドにあるマスター・レコーダーズで行なわれた[1]。音楽ジャーナリストのジーン・スクラッティは、バックバンドによる演奏について「止められない、ノン・ギミックで、叩きつけるようなピアノの音と沸き立つようなサックスで制御不能になりそうな『スロウ・ダウン』は、間違いなくウィリアムズの最もヒッピーな曲だ」と評している[1]。
演奏者および担当楽器は、以下のとおりとなっている[1]。
「スロー・ダウン」 | ||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ビートルズの楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||
英語名 | Slow Down | |||||||||||||||||||||||||||
リリース |
| |||||||||||||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||||||||||||||
A面 | マッチ・ボックス | |||||||||||||||||||||||||||
録音 |
| |||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | ロックンロール | |||||||||||||||||||||||||||
時間 | 2分54秒 | |||||||||||||||||||||||||||
レーベル | ||||||||||||||||||||||||||||
作詞者 | ラリー・ウィリアムズ | |||||||||||||||||||||||||||
作曲者 | ラリー・ウィリアムズ | |||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||||||||||||||
チャート順位 | ||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||
|
ビートルズは、1960年より「スロウ・ダウン」をレパートリーの1つとしていた[3]。1963年7月16日にBBCラジオの『Pop Go The Beatles』用に演奏が録音され[4]、8月20日に放送された[5]。当時の演奏は、1994年に発売された『ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC』に収録されている。1964年6月1日と4日に「スロウ・ダウン」のカバー・バージョンのレコーディングが行われた[6]。リズムトラックは3テイクで録音され、テイク3にジョン・レノンのボーカルとジョージ・ハリスンのソロが加えられた[6]。ビートルズがコペンハーゲンにいた6月4日、ジョージ・マーティンによってピアノがオーバー・ダビングされた[7]。
ビートルズによるカバー・バージョンは、イギリスでは1964年6月19日に発売されたEP『のっぽのサリー』に収録された[8]。アメリカでは同月にキャピトル・レコードから発売されたアルバム『サムシング・ニュー』に収録された後、シングル盤『マッチ・ボックス」のB面曲として発売された[9]。Billboard Hot 100では最高位25位を獲得[2]。
音楽評論家のイアン・マクドナルドは、著書『Revolution in the Head』の中でビートルズによるカバー・バージョンについて「ビートルズ史上最も成功しなかったロックンロール・カバーの1つ」「底力、推進力、基本的なまとまりに欠ける」と批判し、「ギターソロは恥ずかしいもので、サウンド・バランスはめちゃくちゃ」と述べている[10]。また、曲の1分14秒のところで、ピアノの音が一瞬消えて、ポール・マッカートニーのベースの音が聴こえなくなるという編集ミスを指摘している[10]。
※出典[10]
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.