ステウンス・クリント
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ステウンス・クリント(Stevns Klint, ステウンス断崖[1])はデンマーク、シェラン島にある白亜質の断崖である。地質時代区分のダニアン期の模式地の一つとなっている[2]。海岸沿いの14.5キロメートル[3]ないし15キロメートル[4]にわたる断崖であり、度重なる浸食によって40メートル以上の高さになった[5]。デンマークの首都コペンハーゲンの南方45キロメートルに位置するこの断崖は[3]、スカンジナビア半島、南ヨーロッパ、アフリカを行き来する渡り鳥の通り道としての重要性、希少生物の生息地としての重要性、さらには軍事史上の文化的価値を有する場所であるとともに[6]、世界でもK-Pg境界が特によく露出した場所の一つという地質学的重要性を持つ[7]。その地質学的価値が認められ、2014年にUNESCOの世界遺産リストに登録された。
概要 ステウンス・クリント(デンマーク), 英名 ...
| |||
---|---|---|---|
ステウンス・クリントの景観 | |||
英名 | Stevns Klint | ||
仏名 | Stevns Klint | ||
面積 | 50 ha (緩衝地帯 4,136 ha) | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
IUCN分類 | Unassigned | ||
登録基準 | (8) | ||
登録年 | 2014年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
閉じる
スティーブンス・クリント等と表記されることもある。