ジャンタル・マンタル (ジャイプル)
インド・ジャイプルにある天文台 ウィキペディアから
インド・ジャイプルにある天文台 ウィキペディアから
ジャンタル・マンタル (Jantar Mantar)は、インド・ジャイプルにある天文台(ヤントラ・マンディル)。ジャンタル・マンタルとは現地の言葉で「計測する機器」を意味する。
天文学者で占星術にも造詣の深かったムガル帝国のラージプート族カチワーハー家の当主、マハーラージャ・ジャイ・シング2世によって、1728年から1734年に建てられた。マハーラージャの居城「シティ・パレス」の一角に建てられたが、現在は単独した施設として公開されている。
ジャイ・シング2世はジャイプルを施設を含めて北インドの各地に5か所の天文台を建設した。まず1724年にムガル帝国の首都デリー郊外に所有する土地に、最初のジャンタル・マンタルを建設[1]。カチワーハー家はヒンドゥー教への信仰が厚く、聖地ヴァーラーナシーに所有するカチワーハー家の宮殿の屋根、聖地で巡礼地でもあるマトゥラーとウッジャインにも天文台を建設した[2]。それらのうちでジャイプルのものが最も規模が大きい。
ジャンタル・マンタルには天文学や占星術に使用する12の観測機がある。いずれも天体望遠鏡が発達する以前の技術で建設された。これらの施設はジャイ・シング2世が自領の主都をアンベール城からジャイプルに遷都した(1727年)直後[4]、居宅のシティ・パレス (ジャイプル)の建設と並行して進められた[5]。
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
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