ジメチルアニリン
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N,N-ジメチルアニリン (N,N-dimethylaniline) は、アニリンから誘導される有機化合物である。ベンゼン環と、2個のメチル基で置換されたアミノ基(ジメチルアミノ基)からなる第三級アミンである。アミン臭を持つ有毒な油状の液体で、溶媒や合成の原料として使われる。純物質は無色であるが、販売されている液体は黄色である。クリスタルバイオレットなどの染料の前駆体として重要である。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[2]。
概要 N,N-ジメチルアニリン, 識別情報 ...
N,N-ジメチルアニリン | |
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N,N-ジメチルアニリン | |
別称 DMA; ジメチルアミノベンゼン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 121-69-7 |
PubChem | 949 |
ChemSpider | 924 |
KEGG | C02846 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL371654 |
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特性 | |
化学式 | C8H11N |
モル質量 | 121.18 g mol−1 |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 0.956 g/mL[1] |
融点 |
2°C[1] |
沸点 |
194°C[1] |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
引火点 | 63 °C (145 °F; 336 K) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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