ジヌー
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ジヌー(XenuあるいはXemu(発音は/ˈziːnuː/[1][2][3]))は、サイエントロジーの創設者でSF作家のL・ロン・ハバードによると、「銀河連合」のかつての独裁者で、七千五百万年前に何十億[4]という市民をダグラス DC-8に似た宇宙船で地球に連れて来て、火山のふもとに積み上げて、水素爆弾で殺した。サイエントロジーは「殺害はしたものの、これら多くの人々の精は残っており、現代になって生じてきた人間は、元からいた人間たちにスピリチュアルな害を与えている」ということを信じている[1][5]。サイエントロジー教会のメンバーはジヌーの物語を広く否定し、隠そうとしている[6][7]。
これらの出来事はサイエントロジー内では「IncidentII」(第2の出来事)として知られており[8]、そのトラウマ的な出来事は「炎の壁」と関係している。このジヌーの物語は、地球外文明と、地球初期の出来事のエイリアンによる侵略についてのサイエントロジーの教義の一部であり、ハバードはその教義を全体として「スペースオペラ」と表現した。ハバードはオペレイテリング・セイタン・レベルⅢ(教会内のランク付けのひとつ;略記 OT III)に1967年、明らかにしたのだが、その資料を解析しようとするものは肺炎その他で死ぬと警告した[9][10]。
ジヌーの物語はサイエントロジー教会の極秘の「上級技術」[8]の1部であり、ふつうはもうすでに多額の金を教会に貢いだものにしか明かされない[11]。教会はジヌーに公の場で言及することを避け、著作権や企業秘密に基づいた訴訟を含む物語の守秘を保つための相当な努力をしてきた[12]にもかかわらず、多くのジヌーに関する資料が法廷の文書や、ハバードのノートのコピーや、インターネットを通じて漏洩してきている[6]。