シンコ川(シンコがわ) [1](仏:Chinko)は、中央アフリカ共和国東部を流れる川で、コンゴ川水系の支流の一つである。チンコ川とも呼称・表記されることがある(後述)。
スーダン国境付近に源を発し[2]、オート・コト州とオー・ムボム州の州境を南に流れてムボム州を通過したのち、コンゴ民主共和国との国境をなすムボム川(ウバンギ川の支流)に合流する[2]。河川延長640km、流域面積52,500km2[2](延長411kmとする資料もある[3])、流域に約9万5000km2のシンコ川盆地を形成する[2]。シンコ川一帯は熱帯雨林とサバンナからなり、大規模な開発の手が及んでいないために、ゾウ、アフリカスイギュウ、カバなどの大型野生生物が生息している。しかし、1990年代以降の組織的密猟の横行によって、野生生物は大きな打撃を受けている[2]。
河川名称の綴りが日本語の陰茎の俗称をローマ字表記した場合と同じため、「スケベニンゲン」「エロマンガ島」などとともに珍地名としてメディア・書籍に取り上げられることがある[4]。
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