ザンブーラキ
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ザンブーラキ (zamburak、zumbooruk) とは、近代から20世紀まで使われた駱駝騎兵と火器とを組み合わせた特殊な動物兵器である。ザンブーラキの騎乗者は zamburakchi または zumboorukchee と呼ばれていた。
ザンブーラキは旋回砲(小型のファルコネット砲)、それをヒンジ止めしたサドルを背負ったラクダ、そしてそれに騎乗する兵士で構成される。1850年以降からはガトリング砲も同様にラクダに取り付けられている様子がみられる[1]。
背負った旋回砲を特にシャテーナル (Shutermal) と呼称するとも言われている[2]。使用法は砲自体をラクダから下ろして発砲するとも、載せたまま砲撃を加えるとも諸説あってはっきりしないが、砲撃時の反動問題から下ろして使用するのが主で、機動戦時のみ駄載状態で(走行せずに座り込ませて、右図)発砲するのが妥当な使用法だと思われる。砲弾は主に対人用のキャニスター弾を用いた。