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日本のゲームソフト、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『サクラ大戦』(サクラたいせん)は、1996年9月27日にセガ・エンタープライゼスよりセガサターン用ソフトとして発売されたドラマチックアドベンチャーゲーム。後にゲームのみならず、アニメや舞台などのメディアミックス作品として発展することとなったサクラ大戦シリーズのナンバリングタイトル第1作目で、『サクラ大戦1』とも称される[1]。CESA大賞’96 年間作品部門 大賞受賞。
サクラ大戦 | |
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ジャンル | ドラマチックアドベンチャー |
ゲーム | |
対応機種 | セガサターン Windows 95/98/Me/2000/XP/Vista ドリームキャスト i-mode |
必要環境 | CPU:Pentium II 300MHz 以上 RAM:64MB 以上 |
推奨環境 | CPU:Pentium II 450MHz 以上 RAM:128MB 以上 |
開発元 | セガ・エンタープライゼス |
発売元 | セガ・エンタープライゼス (後のセガ) 大新資訊 |
プロデューサー | 広井王子 |
キャラクターデザイン | 藤島康介、松原秀典 |
メディア | CD-ROM(SS,PC) GD-ROM(DC)DVD-ROM(PC-DVD) |
プレイ人数 | 1 |
発売日 | 1996年9月27日 (SS) 2000年5月25日 (DC) 2001年8月18日(PC中国語) 2002年1月17日 (DC-MEM) 2003年3月20日(PC-XP) 2007年1月25日(PC-DVD) |
売上本数 | 約46.6万本 |
レイティング | 全年齢(サターン版、PC版) |
キャラクター名設定 | 不可 |
コンティニュー | あり |
画面サイズ | 640x480 High Color |
全画面表示モード | あり |
キャラクターボイス | 部分 |
デバイス | シャトルマウス |
テンプレート - ノート |
後にWindows用とドリームキャスト用として移植され、PlayStation 2では『サクラ大戦 〜熱き血潮に〜』のタイトルでリメイク版が発売されている。また、PlayStation Portableでは『サクラ大戦2 〜君、死にたもうことなかれ〜』とのカップリング移植版が発売された。原作者の広井王子が、叔母の水品美加が所属していた松竹歌劇団に着想を得て発案した[2]。
アニメ部分の作画監督は後のシリーズ同様に松原秀典が担当しているが、製作は本作のみセガの傘下であるキョクイチ東京ムービーが担当しており、演出の大賀俊二、絵コンテの奥脇雅晴、原画担当のスタジオキャブ等『それいけ!アンパンマン』の製作陣が担当している。
時は太正十二年の日本。帝国海軍の士官学校を首席で卒業した新任少尉である大神一郎は、財界の大物である花小路伯爵より、秘密部隊「帝国華撃団」隊長の任を受け、帝都東京は銀座の帝国華撃団本部へ出頭する。しかし、そこは少女劇団「帝国歌劇団」が舞台に立つことで有名な劇場「大帝国劇場」だった。
秘密部隊ではなく、軍が運営する秘密舞台の雑用係(モギリ等)として呼んだという劇場支配人・米田一基の言葉に落胆する大神であったが、劇場に突然鳴り響く警報音と共に状況は一変する。米田の言葉は大神を試すためのウソであり、この劇場こそが間違いなく帝国華撃団の総本部、そして平時は舞台に立つ歌劇団の少女たちは、“霊力”を武器にして、帝都の平和を乱す魔に立ち向かう秘密部隊「帝国華撃団・花組」の隊員だった。
大神は花組の隊長として、個性豊かな6人の隊員たちを、時には衝突しつつも一つの部隊としてまとめあげ、悪の組織「黒之巣会」へ立ち向かっていく。
ゲーム全体は全10話からなるストーリーで構成されており、各話の終了時には次回予告ムービーが流れるなど、テレビアニメを意識した作りになっている。
各話は花組隊員たちとの会話を行うアドベンチャーパートと、霊子甲冑を指揮して戦う戦闘パートから構成され、中盤以降はそれぞれが複数回交互に繰り返される。また適時アイキャッチが挿入され、データセーブやパラーメーター確認などを行える。
アドベンチャーパート中には、特定条件を満たすとプレイできるミニゲームが数種類用意されている。
ゲーム本編を1度クリアすると、おまけのモードとして「帝劇の長い一日」が追加される。ここでは本編中のムービー、イベントCG、BGMなどを観賞できるほか、ミニゲームやゲーム内容に関するクイズなどをプレイ出来る。ここでのミニゲームはゲーム本編中のものより難易度が上昇しているが、クリアすることで新たなCGを観賞することができる。
サクラ大戦シリーズにおいて特徴的なのがLIPS(Live & Interactive Picture System)と呼ばれる選択システムである。これは通常の選択肢に時間制限を加えたもので、表示された選択肢以外に無回答(時間切れ)という選択肢を選ぶことができる。時間制限は通常10秒前後だが中には2 - 3秒や制限時間が存在しないものもあり、限られた時間の中で最適な選択肢を選ばなければならない(場合によっては、無回答が最も正答のケースもある)。また戦闘パートでも特定条件によりイベントが発生し、LIPSが登場することがある。選択の結果(選択しないも含む)に従いシナリオや隊員たちの士気が変化する。LIPS分岐での選択が、戦闘を行なうシミュレーション部分にも影響を及ぼすことになる。[3]
隊員のパラメーターには各話開始時に初期化される信頼度とゲーム全体を通して累積していく恋愛度があり、会話選択肢により信頼度が増減し、信頼度が高いと攻撃力や防御力が補正され戦闘パートの難易度が変化する。また信頼度の増減が恋愛度にも反映され、ゲーム中盤で恋愛度上位3名の中からメインヒロインを選ぶイベントが発生し、以降のストーリーとエンディングが変化する。
アドベンチャーパート中には大帝国劇場の管内をアイコンを移動させて自由に散策することができるフリーイベントがあり、特定の移動先を選ぶことにより各隊員とのイベントが発生する。人と接する時には口を調べて話しかける事になるが別の部分を調べると、意外な反応を示し信頼度の増減に繋がる事もある。[4]
正方形の升目とクォータービューによるオーソドックスなウォー・シミュレーションゲームシステムとなっている。ターン制を採用しており、あらかじめ決まった順番でユニットを動かしていく。
行動選択肢(コマンド)には移動、攻撃、防御、回復などがあり、さらに大神隊長のみのコマンドとして「かばう」(回数制限有り)がある、これは対象として選んだ隊員に対するあらゆる攻撃を無効化すると同時に、かばった隊員の信頼度を上げることができる。また各隊員の気力パラメーターが最大限の100に達すると必殺攻撃の使用が可能になる。気力はダメージを受けるか「ため」のコマンドの使用で増加する。なお、敵のボスキャラクターも同様の必殺攻撃を使用する。
以下の条件が満たされていれば合体技を使うことができる。合体技は攻撃範囲・威力とも優れており雑魚キャラクターは一撃で倒せ、ボスには1/4程度のダメージを与えられる。
搭乗機の体力が0になった隊員は戦線撤退となり、信頼度が大幅に減少する。大神の場合はゲームオーバーとなり、戦闘パートをやり直すこととなる。
主に与えるダメージが大きくなるもの、攻撃範囲が広がるものとに分けられる。敵1体にのみ効果のあるものはダメージが大きくなる。敵のボスキャラクターの必殺攻撃も同様の特徴を持つ。
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