コルベ・シュミット反応(コルベ・シュミットはんのう、英語: Kolbe–Schmitt reaction)とは、アルカリ金属のフェノキシド(フェノールの塩)に高温・高圧(例: 4~7 atm, 125 ℃)で二酸化炭素を作用させてオルト位をカルボキシル化させ、酸による中和後にサリチル酸を得る有機化学反応である[1]。その名は反応を発見した[2]ヘルマン・コルベと、高温・高圧条件を見出した[3]ルドルフ・シュミットにちなむ。
サリチル酸はアスピリンの前駆体であり、その工業的合成法において重要な反応である。
反応機構
コルベ・シュミット反応ではまずフェノラートアニオンのオルト位の炭素が二酸化炭素へ求核的に付加し、生じた付加体が続いて熱分解を受けて[要検証]サリチル酸塩となる。最後に酸で処理してサリチル酸を得る。
参考文献
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