コマンダリア
キプロスで生産されているデザートワイン / ウィキペディア フリーな encyclopedia
コマンダリア(英語: Commandaria,Commanderia,Coumadarka、ギリシア語: κουμανδαρία,κουμανταρία、キプロス・ギリシア語(英語版): κουμανταρκά[2])とは、キプロス島のトロードス山麓の特定地域で生産されるデザートワインである[2]。干したブドウから搾った果汁を発酵させて作るストローワインの一種であり、「世界最古の製造ワイン」としてギネスブックに登録されている[3][4]。
概要 コマンダリア Commandaria, 基本情報 ...
コマンダリア Commandaria | |
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世界最古のワイン | |
基本情報 | |
種類 | ワイン |
詳細分類 | デザートワイン |
度数 | 16%から20%[1] |
主原料 | ブドウ |
原産国 | キプロス共和国 |
原産地 | リマソール地区内の指定地域 |
詳細情報 | |
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このワインは一般的にキプロス島固有種のブドウであるジニステリ種(英語版)とマヴロ種(英語版)を天日干ししたものを原料として製造される[5]。コマンダリアは通常酒精強化ワインとして生産されるが、酒精強化前の発酵が完了した状態でアルコール度数が10%以上と比較的高度数のものが多い[5][6][7]。
コマンダリアの起源は古く紀元前に遡るが、その名は製造するブドウ畑がリュジニャン家が統治していた時代において聖ヨハネ騎士団が所有していた領地(コマンドリー)にあったことに由来している[5]。