コシツェ - ムシナ線(スロバキア語;Železničná trať Košice – Muszyna)は、スロバキア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は188。
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スロバキア国鉄 |
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路線番号 | 188 |
路線総延長 | 94 km |
軌間 | 1435 mm |
電圧 | 3 kV(直流) |
最大勾配 | 17 パーミル |
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1870年から1873年にかけて、現在の営業区間であるコシツェ~プラヴェチ間が開業した。その後1876年に、ムシナまで延伸した[1]。スロヴァキアとポーランドの国境を越える路線である。プラヴェチ以北の国境を越える区間には、現在列車が運行されていないが、2019年6月29日に運行を再開する予定である[2]。
超特急「ユーロシティ(EC)」
- LEOエクスプレス号: プラハ - プレショフ - キサク - コシツェ (LEO Express社の運行)
- 一日2往復運行している。キサク以遠は180号線に直通する。
- 過去の運行形態
- 2015年12月に一日2往復で運行開始した(それまでは、プレショウに乗り入れていなかった)。当初、キサクはプレショウ - コシツェ間で1回のみ停車で、プレショウ - スピシスカー・ノヴァー・ヴェス間はノンストップであった。
- 2019,20年度に限り、キサクを通過していた。
- 2020年末より、一日1往復に減便となった他、キサクは2回停車する様になった。
- 2021年末より、元の一日2往復に戻り、キサク停車となった。2018年以前と同様、プラハ方面へは短絡線経由で直通する様になった。
- 2022年末より、再びキサク通過となった。
特急「エクスプレス(Ex)」
- ブラチスラヴァ - ジリナ - プレショフ - フメンネー (シャリシャン号) 【週1往復の運行】
- 週1往復の運行。オビショヴツェ以西は180号線に、プレショフ以東は193号線に直通する。なお、180号線への直通は短絡線を経由するため、分岐点であるキサクには停車しない。
- 2015年以前は、超特急インターシティ(IC)として運行していた。2016-19年度はリーフリク(R)として、2020-22年度は区間リーフリク(RR)として運行していた。
特急「リーフリク(R)」
下記2系統が運行している。
- ポリャナ号: ブラチスラヴァ - ズヴォレン - コシツェ - プレショフ 【運休中】
- 一日1往復の運行(ただし週1日運休)。コシツェ以南は160号線に直通する。2023年12月以降運休中。
- 2022年度以前はキサクに停車していた。2023年度以降当面の間運休している[4]。
快速「レギオナルエクスプレス(REX)」
- コシツェ - キサク - リパニ ( - プラヴェチ )
- 平日は毎時1本(ただし一部プレショウ止めあり)、休日は2時間に1本の運行。ほとんどがリパニ止まりで、夏季を除く日曜日のみ週1往復がプラヴェチまで運行する。
- 2018年末に運行開始した。かつてはプレショウ以南、平日の朝・午後のみの運行であったが(朝は南行、午後は北行中心)、2023年度よりリパニまで(一部プラヴェチまで)延伸された上に、平日毎時1本、休日2時間に1本の運行となった。
- キサク - プレショウ - バルデヨウ 【土曜・休日運行】
- 土曜・休日限定で、一日3往復運行する。プレショウ以北は、普通列車として194号線に直通する。
- 2022年度に運行を開始した。2022年度はコシツェ - バルデヨウ間の季節列車で、夏季に2週間間隔で、連続した土日に、一日1往復ずつ運行していた。
- バンスカー・ビストリツァ - プレショウ 【夏季の休日運行】
- 夏季の休日限定で、一日1往復の運行。188号線内はノンストップで、180号線に直通する。180号線への直通は短絡線を経由するため、分岐点であるキサクには停車しない。
- 2020年以前は、ズリーフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していた。
- コシツェ - プラヴェチ - スタラー・リュボウニャ 【夏季の土曜・休日運行】
- 夏季の休日限定で、一日2往復の運行。途中、プレショウ、プレショウ町、ヴェリキー・シャリシ、サビノウ、リパニに停車し、キサクを通過する。プラヴェチ以西は185号線に直通する。
- 2020年以前は、ズリーフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していて、プレショウ町は通過していた。2021年以前は、プレショウ以北のみ運行していた。
- ベリヤンスキ・エクスプレス号: ポプラド・タトリ - プラヴェチ - ムシナ 【夏・冬の土曜・休日運行】
- 夏季・冬季の休日限定で、一日2往復の運行。途中、プラヴェチ - ムシナ間ノンストップ。プラヴェチ以西は185号線に直通する。
- 2019年に「タトリ」号の愛称で運行を開始した。2021年より現在の愛称名となった。2019-22年度は、区間リーフリク(RR)の種別で運行していた。
普通
- チェルナ・ナド・チソウ - コシツェ - プレショウ
- 2時間に1本の運行。コシツェ以南は190号線に直通する。
- 2023年度に運行を開始した。
- プレショウ - リパニ 【平日運行】
- 平日のみ、一日2.5往復の運行。
- 過去の運行形態
- 2018年度以前は、コシツェ - リパニ間に1-2時間に1本の運行であった。また、コシツェ - プレショウ間の区間運転もあり、この区間は合わせて毎時1本が確保されていた。週2往復のみ(夏季を除く)がリパニ~プラヴェチ間を延長運行し、そのうち週1往復が185号線のスタラー・リュボヴニャ方面に接続する。プラヴェチ - チルチ間は列車が運行していなかった。
- 2019年度より、プラヴェチ発着の列車がチルチまで延伸された。
- 2023年度より、全列車がプレショウ - リパニ間に短縮され、本数も平日限定で一日2.5往復のみとなった。事実上快速が代替する形となり、プレショウ以南は前述のチェルナ発着便が、リパニ以北は後述のスタラー・リュボウニャ発着便が代替する形となった。オルロウ、チルチの各駅は再び旅客列車が休止された。
- リパニ - プラヴェチ - スタラー・リュボウニャ 【金曜運行】
- 金曜日限定で、週1往復の運行。プラヴェチ以北は185号線に直通する。
- 2023年度に運行を開始した。
かつての運行種別
- 超特急「インターシティ(IC)」
- かつて、シャリシャン号がこの種別で運行していたが、2015年12月、180号線等の停車駅を増加させた上で、リーフリク(R)に格下げされた。
以下では、スロバキア国鉄188号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。
- 種別
- EC:超特急「インターシティ」
- R:特急「リーフリク」
- RR:特急「区間リーフリク」
- Os:普通
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:大部分停車、一部通過
- ○印:大部分通過、一部停車
- |印:全列車通過
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路線名 |
駅名 |
駅間営業キロ |
累計営業キロ |
EC |
Ex |
R |
REX |
Os |
接続路線 |
所在地 |
180 |
コシツェ駅 |
- |
15.6 |
■ |
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■ |
■ |
■ |
160号線(ブラチスラヴァ方面)、169号線(ブダペスト方面)
190号線(フメンネー/チェルナ方面) |
コシツェ県 |
1区 |
チャハノヴツェ駅 |
3.8 |
11.8 |
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■ |
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コストリャニ・ナド・ホルナードム駅 |
4.7 |
7.1 |
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■ |
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コシツェ郊外郡 |
トレベヨフ駅 |
5.1 |
2.0 |
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■ |
|
188 |
キサク駅 |
2.0 |
0.0 |
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| |
■ |
■ |
180号線(ブラチスラヴァ方面) |
オビショヴツェ駅 |
2.0 |
2.0 |
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● |
ヴェリカー・ロヂナ方面短絡線(ヴェリカー・ロヂナまで7.6km)
ロヂナで180号線(ブラチスラヴァ方面)に接続 |
リチャルトヴツェ駅 |
2.2 |
4.2 |
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● |
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プレショフ県 |
プレショフ郡 |
ドリェノフスカー・ノヴァー・ヴェス村駅 |
3.0 |
7.2 |
| |
| |
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| |
● |
|
ドリェノフスカー・ノヴァー・ヴェス駅 |
1.2 |
8.4 |
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| |
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| |
● |
|
ケンヂツェ駅 |
1.7 |
10.1 |
| |
| |
| |
| |
● |
|
ハニスカ・プリ・プレショヴェ駅 |
3.4 |
13.5 |
| |
| |
| |
| |
● |
|
プレショウ駅 |
3.3 |
16.8 |
■ |
■ |
■ |
■ |
■ |
193号線(フメンネー方面)、194号線(バルデヨウ方面) |
プレショウ町駅 |
1.7 |
18.5 |
|
|
|
■ |
■ |
|
ヴェリキー・シャリシ駅 |
6.9 |
25.4 |
|
|
|
■ |
■ |
|
シャリシスケー・ミハリャニ駅 |
5.8 |
31.2 |
|
|
|
■ |
■ |
|
サビノフ郡 |
オルクツァニ駅 |
3.7 |
34.9 |
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■ |
■ |
|
サビノフ駅 |
2.4 |
37.3 |
|
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|
■ |
■ |
|
ペチョフスカー・ノヴァー・ヴェス駅 |
4.2 |
41.5 |
|
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■ |
■ |
|
チェルヴェニツァ駅 |
1.8 |
43.3 |
|
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■ |
■ |
|
ロジコヴァニ駅 |
2.6 |
45.9 |
|
|
|
■ |
■ |
|
リパニ駅 |
2.7 |
48.6 |
|
|
|
■ |
■ |
|
クリヴァニ駅 |
3.6 |
52.2 |
|
|
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■ |
■ |
|
プステー・ポレ駅 |
9.5 |
61.7 |
|
|
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■ |
■ |
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スタラー・リュボヴニャ郡 |
ヂュルコヴァー駅 |
5.2 |
66.9 |
|
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■ |
■ |
|
リュボチーン駅 |
1.9 |
68.8 |
|
|
|
■ |
■ |
|
プラヴェチ駅 |
2.6 |
71.4 |
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■ |
■ |
185号線(ポプラド方面) |
オルロフ駅(休止中 *1) |
|
(73.2) |
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チルチ駅(休止中 *1) |
|
(76.8) |
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ムシナ駅 |
13.9 |
85.3 |
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■ |
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ポーランド国鉄
96号線(タルヌフ方面)、105号線(クリニツァ方面) |
マウォポルスカ県 |
ノヴィ・ソンチ郡 |
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(*1): 2018年12月旅客営業再開後、2022年12月に再び旅客営業休止。