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クルステ・アサノヴィッチ(Krste Asanović)は、アメリカ合衆国の電気工学者。カリフォルニア大学バークレー校の教授で、コンピュータアーキテクチャに関する多くの学術論文を執筆・共著している[1]。2023年現在、RISC-V財団の理事長を務めている[2]。
2018年撮影 | |
人物情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身校 | カリフォルニア大学バークレー校 |
学問 | |
博士課程指導教員 | ジョン・ワウジネック |
主な業績 | SiFive共同創立者 |
ケンブリッジ大学で電気・情報科学を学び、1987年に文学士号を取得。その後、カリフォルニア大学バークレー校に移り、1998年、ジョン・ワウジネックのもとで「Vector Microprocessors (Multimedia, VLSI)(ベクトル・マイクロプロセッサ(マルチメディア、VLSI)」と題する論文でコンピューターサイエンスの博士号を取得した[3][4]。その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で働く。2005年にテニュアトラックの職を得る。2007年にカリフォルニア大学バークレー校に戻り、電気工学・コンピューターサイエンス学科の教授となった[3]。
彼の研究の焦点と貢献者は、統合ベクトルプロセッサーであった。ベクトル・スレッド・アーキテクチャRISC-Vのコンセプトは、2010年にアサノヴィッチが当時の学生であったユンソプ・リー[5][6][7]、アンドリュー・ウォーターマン[8][9][10]とともに、デイヴィッド・パターソンの参加を得て開発した[11]。インテルやARM社などの他のコンピュータ・アーキテクチャとは対照的に、彼らはRISC-Vのソースコードを、いわゆるオープンソース・ソフトウェアとして公開した[12]。
2015年、RISC-Vの研究者とともに、ファブレス半導体企業として商用RISC-VプロセッサIPを提供するSiFive社を共同設立し、設計責任者を務める[13][14]。
コンピュータ・アーキテクチャへの貢献が認められ、2014年にIEEE(米国電気電子学会)のフェローに選出された[15]。 2018年には「オープンなRISC-V命令セットとアジャイルハードウェアを含むコンピュータアーキテクチャへの貢献」によりACMフェローに選出された[16]。
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