キュラソー島の港町ウィレムスタット市内の歴史地区
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キュラソー島の港町ウィレムスタット市内の歴史地区(キュラソーとうのみなとまちウィレムスタットしないのれきしちく)は、カリブ海南部に位置するオランダ王国の構成国キュラソーにあるUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。名称のとおり、首都ウィレムスタットの中心市街が対象となっている。アムステルダムの運河沿いを髣髴とさせるような特徴的な破風の建物が美しいパステルカラーに彩られた町並みは、オランダ海上帝国の植民都市として建設され、熱帯地方の気候に順応しつつ発展したかつての都市計画を伝えるものである。1997年に登録された当初は、「オランダ領アンティルの港町ウィレムスタットの歴史地区」だったが、オランダ領アンティルの解体とキュラソーの単独自治国化を踏まえ、2011年に現在の名称に変更された。