『キマイラ・吼』(キマイラ・こう)は、夢枕獏が著した小説作品のシリーズ。
肉体に謎を秘めた少年・大鳳吼のたどる数奇な運命を描いた壮大な伝奇小説。主人公の大鳳吼以外にも『闇狩り師』シリーズ主人公の弟である九十九三蔵、学園の支配者・久鬼麗一、暴力団の雇われ用心棒・龍王院弘などの多様な登場人物が主人公格として活躍する群像劇となっている。
『闇狩り師』シリーズとは世界観と一部の登場人物を共有している。
「キマイラ如来変」以降は基本的に朝日ソノラマの雑誌「獅子王」[1]「ネムキ」(前者は休刊)に掲載、加筆修正された後単行本化されている。