カルボン酸
有機酸の一種 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか カルボキシ基?
この記事を 10 歳向けに要約してください
すべての質問を表示
この項目では、総称としてのカルボン酸 (carboxylic acid) について説明しています。同名のテルペノイド (carvonic acid)については「カルボン酸 (テルペノイド)」をご覧ください。 |
カルボン酸(カルボンさん、英語:carboxylic acid、ドイツ語:Carbonsäure (Säureは「酸」を意味する))とは、少なくとも一つのカルボキシ基(−COOH)を有する有機酸である[1]。カルボン酸の一般式はR−COOHと表すことができ、Rは一価の官能基である。カルボキシ基(carboxyl group)は、カルボニル基(RR'C=O)とヒドロキシ基からなる官能基で、化学式は-C(=O)OH になるが、慣例的に-COOH または -CO2H と書かれる[2]。
日本語名の「カルボン酸」はドイツ語「Carbonsäure」の字訳及び意訳(Carbonが「カルボン」に、Säureが「酸」に)に由来していると考えられている。
カルボン酸はプロトン供与体であるためブレンステッド酸であり、最も一般的な有機酸である。最も単純なカルボン酸にはアリが生合成するギ酸(蟻酸)や、食酢の酸味成分である酢酸がある。カルボキシ基が2つある酸は、ジカルボン酸、3つある酸はトリカルボン酸と呼ばれる。最も単純なジカルボン酸はカルボキシ基同士が結合したシュウ酸である。メリト酸はカルボキシ基を6個有するヘキサカルボン酸である。この他にも天然に合成される有名なものにクエン酸(レモンなど)や酒石酸(タマリンドなど)がある。
カルボン酸が脱プロトン化すると共役塩基のカルボン酸陰イオンを作る。カルボン酸陰イオンは共鳴安定化するためアルコールより酸性度が強くなる。カルボン酸は二酸化炭素の還元体またはアルキル化体とみなすことができ、特定の条件により脱炭酸を行えば二酸化炭素を生ずることができる。