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オモダカ科(オモダカか、英: Alismataceae)は、被子植物の科のひとつ。 ほぼ全種が水性の多年草であり,抽水性,浮葉性,沈水性のものが知られる.
オモダカ科 | |||||||||||||||
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セイヨウオモダカ(Sagittaria sagittifolia) | |||||||||||||||
分類(APG IV) | |||||||||||||||
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属 | |||||||||||||||
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主に河川や湿地で生活する湿地性・抽水性の植物。大きなものでは1メートル近いが、小さなものでは葉長は数センチメートル程度である。日本を含むアジア、南北アメリカ大陸と広範囲に分布している。模式属はサジオモダカ属。
茎は短く直立する,もしくは匍匐茎となる.ランナーを出し,その先端にシュートを作るものもある.花は水上に伸びる花茎に輪生し,総状,円錐花序となるが,匍匐茎の葉の腋につけるものもある. 両性花をつけるものと単性花をつけるものがあり,雌雄異株の種もある.花は3弁である.[1]
世界中に11属、約90種が生育する。湿地やため池、水田などに分布する種がほとんどである。種子で繁殖するほか、塊茎や栄養芽などで繁殖する種も多い。[1]
クワイのように食用に給されるものや、サジオモダカのように薬用に用いられることもある。しかし、ウリカワやオモダカなどのように水田雑草として厄介者扱いされる場合もあるほか、園芸目的やアクアリウムで栽培される場合もある。近年は「メダカのよろこぶ水草」という触れ込みのもと、ホームセンターや園芸店などで販売されていることもある。また、ヘラオモダカなどはゲンゴロウなどのゲンゴロウ類の産卵用水草として重要な種でもある[2]。
日本においてオモダカは「勝ち草」と呼ばれることもあり、戦国武将や大名家でオモダカの葉を意匠化した沢瀉紋が家紋として使用された。前者の例には豊臣氏や木下氏、福島氏があり、毛利氏も副紋として使用している。後者の例では徳川家譜代の家臣水野氏のそれが著名である。一般的に広まった家紋で十大家紋として扱われている。
日本にはオモダカ属,ヘラオモダカ属,マルバオモダカ属の3属が知られる.
オモダカ属のみが単性花で,ヘラオモダカ属およびマルバオモダカ属は両性花である.[1]
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