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フィンランド議会 ウィキペディアから
エドゥスクンタ(フィンランド語: eduskunta、スウェーデン語: riksdagen、英語: Parliament)は、フィンランド共和国の一院制議会である。なお、正式名称は、スウェーデン語の呼称を含めたEduskunta - Riksdagenである。
エドゥスクンタ Suomen eduskunta Finlands riksdag | |
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種類 | |
種類 | |
任期制限 | 4年 |
沿革 | |
設立 | 1906年 |
役職 | |
第一副議長 | |
第二副議長 | |
構成 | |
定数 | 200 |
院内勢力 | 政権与党 (109)
野党 (91) |
選挙 | |
非拘束名簿式比例代表制 (オーランド諸島代表の1人のみ小選挙区制) | |
前回選挙 | 2023年4月2日 |
次回選挙 | 2027年4月予定 |
議事堂 | |
ヘルシンキの国会議事堂 | |
ウェブサイト | |
www.eduskunta.fi www.riksdagen.fi |
大統領は直接選挙で選出される(基本法第54条第1項)。首相は議会により選出され、大統領が任命し(基本法第61条第1項、第2項)、エドゥスクンタと連帯責任を負う(基本法第60条第2項)。エドゥスクンタは、首相の提案に基づき、かつ、エドゥスクンタの各会派から聴取を得たうえで、大統領により解散され得る(基本法第26条第1項)。
大統領が直接選挙で選ばれることから、フィンランドの統治機構は、議院内閣制と大統領制の双方の性質を備えていると言えなくもない。しかし現在では、エドゥスクンタ解散権が大統領の専権とされていないなど、大統領の権限が抑制されているため、フランスのような半大統領制、あるいはそれに伴うコアビタシオンの弊害の可能性がある制度とは言い難く、むしろ議院内閣制としての特質の方が強いと言えよう。
フィンランドの憲法であるフィンランド基本法において、エドゥスクンタは、立法権を行使し、国家財政を決定すると規定されている(基本法第3条第1項)。これらの権限をはじめ、人事権や行政統制においても、エドゥスクンタは広範な権限を認められている。
法律の発案権は、政府とエドゥスクンタ議員にある(基本法第70条第1項)。また、議員は次の3種の動議の提案権を有する。
二読会制が採用されている。具体的な手順は次の通り。
(1) 国会の担当委員会による関連報告書の提出(基本法第72条第1項)
↓
(2) 第一読会:担当委員会による関連報告書の提出を受けて議論し、法律案の内容を決定する。審議のためにエドゥスクンタの拡大委員会(25人の委員で構成)に法律案を付託することもできる(同条第2項、第3項)
↓
(3) 第二読会:第一読会終了から最短で3日後に実施。法律案の採択の可否をはかる(同条第3項)
↓
(4) 採択された場合、法律案は大統領に提出され、3か月以内に承認する。ただし大統領は、承認前に最高裁判所・最高行政裁判所から法律案に関して意見を聴取することができる(基本法第77条第1項)
↓
(5) 大統領が承認を拒否する場合、または3か月以内に承認しない場合、エドゥスクンタで再審議され、再採択された場合は、法律案は成立する(基本法第77条第2項、第78条)
エドゥスクンタが内閣に対し要求できるものは、次のものがある。
基本法の改正・制定・適用制限・廃止に関する法律案(以下、憲法関連法律案とする)の採択には、2通りの手続がある。
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