イペ
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イペ[1]あるいはイペー[2](ipe; ポルトガル語: ipê)は、シソ目ノウゼンカズラ科の広葉樹。別名パオロペとも呼ばれる[3]。木材としてはタベブイア属(Tabebuia)の数種類から得られたものを指す語である[1][4]が、一部はHandroanthus属に分類し直されている。イペとは南米先住民語のトゥピ語で〈皮の厚い木〉を意味する[2]。
場合によってはラパチョ(lapacho)やグリーンハート(greenheart)、アイアンウッド(ironwood)とも呼ばれるが、グリーンハートとして有名であるのはイペとは分類学的にも離れているクスノキ目クスノキ科の Chlorocardium rodiei(シノニム: Ocotea rodiei)であり[1]、またアイアンウッドはこれまた互いに分類学的な類縁関係の薄い何種類もの樹種を指して用いられる語である。