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アマユール(バスク語:Amaiur)は、スペインのバスク州およびナバーラ州に拠点を置き、政治活動を行う政党連合で、2011年11月の総選挙に合わせ、エウスコ・アルカルタスナ(Eusko Alkartasuna、EA)、アルテルナティーバ(Alternatiba)、アララル(Aralar)、と左翼愛国主義(Izquierda abertzale)者らによって結成された。
政党連合の名称Amaiurとは、ナバーラ州にある地名マジャ(Maya)のバスク語名で、そこにはナバーラ征服(Conquista de Navarra)に抵抗する最後の城砦の一つである、マジャ城(Castillo de Maya)があった。
2011年4月にエウスコ・アルカルタスナ(EA)、アルテルナティバ、アラバ・バイ(Araba Bai)、エリタロン・ガライア(Herritarron Garaia)と左翼愛国主義(イスキエルダ・アベルツァーレ)の人々によって、政党連合ビルドゥ(Bildu)が結成された。同年5月に行われた自治体(Elecciones municipales de España de 2011)、バスク州特別県議会(Elecciones a las Juntas Generales del País Vasco de 2011)、ナバーラ州議会(Elecciones al Parlamento de Navarra de 2011)の選挙に出馬、バスク州において第2勢力、ナバーラ州では第4勢力となった。この選挙では、アララールは思想的にはビルドゥに近いものの、バスク州においては同政治連合には参加せずに、またナバーラ州においてはバスク民族主義党(PNV)と共闘(Nafarroa Bai)、その結果惨敗を喫した。アララールは同年11月の総選挙ではバスク民族主義党とは共闘せず、ビルドゥを結成した諸政治勢力との共闘-つまり、Amaiurの結成-を決定した[1]。
2011年9月27日前述の諸政治勢力の代表者たちが出席し、Amaiurの結成式典が挙行された。10月初めにはバスク統一左翼(Ezker Batua-Berdeak(EB-B))を離脱した革命労働党(Partido Obrero Revolucionario)の旧メンバーによって形成されたエラバキ(Erabaki)がAmaiurへの支持を表明した[2]
Amaiurは333,628票を獲得、下院議席7、上院議席3を獲得し、得票ではバスク州の政治勢力第2党、議席においては第1党に躍進、ナバーラ州では第3党となった。その内訳はバスク連帯が上下各1議席ずつ、アララールが下院1議席で、残りの7議席はイスキエルダ・アベルツァーレによって占められた。
選挙区別では、アラバ県では32,267票(19.11%)、下院1議席獲得で、同選挙区でイスキエルダ・アベルツァーレ関係の議席は史上初のことである。ギプスコア県では129,655票(34.81%)、上下両院各3議席獲得で、こちらでも史上最高の結果であった。ビスカヤ県では122,606票(19.21%)、下院2議席、ナバーラ州では49,100票(14.86%)で下院1議席を獲得した。
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