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『よろこびのうた』は、松井常松の1枚目のアルバム。同年11月15日にクラムド・ディスクからベルギー、オランダ、ルクセンブルク、フランスでもリリースされた。
元BOØWYのベーシスト、松井常松のソロ・デビュー作品で、プロデューサーに佐久間正英を迎えている。10曲中6曲にノルウェーのテクノユニット『ベルカント』のアネリー・マリアン・ドレッガーをゲストとして迎えている。スタジオ作業については「自分の中にイメージが10あるとしても、僕が作れるのは7くらい。残りの3を佐久間さんが表現してくれて、思い描いていた10になる」と語っている[1]。
当アルバム制作以前の松井は作曲の経験が一切なかったが、BOØWY解散の後にひとまずパソコンやシンセサイザー、MTR、ミキサーを購入し、音遊びをするところから始めていったという。
ある程度の曲数が貯まった半年後、BOØWYの『BOØWY』『JUST A HERO』や布袋寅泰の『GUITARHYTHM』でエンジニアを務めたマイケル・ツィマリングに聴かせたところ「このサウンドにすごく合うヴォーカリストを知っている」とアネリー・マリアン・ドレッガーを薦められた。後日ロンドンにてドレッガーと面会し、その場で曲を聴かせオファーを承諾してもらったとのことである[1]。
本作を引っ提げたライヴは行われておらず、「ステージでプレイすることを想定していなかった、ただ作り上げることにしか興味がなかった。ひとりになった自分からどんなものが出てくるのか、その一点に興味があっただけ」とされている[1]。
松井のソロ作品で唯一のオリコンチャートベスト10位入りを果たしている。
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