ゆびきり
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この項目では、日本の風習について説明しています。その他の用法については「ゆびきり (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ゆびきり(指切、指切り)は、近世以降の日本において、約束の厳守を誓うために行われる、大衆の風習。
フック状に曲げた小指を互いに引っ掛け合い、唱えごとをする[1]。唱えごとは、「指切拳万、嘘ついたら針千本呑ます」という、約束を違えたときに課される名目上の罰を内容とするまじないの言葉を共に唱えて意思を確認し合う[2]。
「拳万」は「握り拳(にぎりこぶし)で1万回殴る」[2]、「針千本呑ます」は「ハリセンボンを呑ませる」ではなく、「裁縫針を1000本呑ませる」という意味であり、このまじない言葉は地方によって異なる(後述)。また「指切り」の語自体も地方によって違っている[3]。