貴賎

ウィクショナリーから

日本語

名詞

きせん

  1. 地位身分高いことと低いこと。とうとことといやしいこと。高貴下賤
    • 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物をり、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。(福沢諭吉学問のすすめ』)
    • 袴垂れ徒党は、討伐軍勢蹴散らかすほど強力であったばかりでなく、狼藉手口残忍を極め、微塵雅風なく、また感傷のあともなかった。隊を分けて横行したので、都は一夜にその東西に火災を起し、また南北の路上には、貴賤富貴老幼男女選り好みなく斬り伏せられているのであった。(坂口安吾『紫大納言』)

発音(?)

き↗せ↘ん
き↗せん

中国語

発音(?)

  • ピンイン: guìjiàn
  • 注音符号: ㄍㄨㄟˋ ㄐㄧㄢˋ
  • 閩南語: kùi-chiān
  • 客家語: kui-chhien

名詞

( (簡): 贵贱 )

  1. 貴賤。
  2. 値段高低

副詞

貴 賤 ( (簡): 贵贱 )

  1. (方言)いずれにせよ

朝鮮語

名詞

귀천

  1. (日本語に同じ)貴賤。

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